リトルキッチン便り 『3号』

秋の味 ~ドイツより~

 

ドイツで秋の風物詩といえば、FederweisserZwiebelkuchenでしょうか。

Federweisserは、白くにごっている発酵中の若いワインで、味は甘くてジュースに近いのですが、立派なお酒の仲間です。Zwiebelkuchenは、日本語に訳すと玉ねぎのケーキということになりますが、ケーキというよりはキッシュに近く、甘くないケーキです。台にはバターをベースにしたパイ生地ではなく、よくあるドイツケーキと同じようにイースト生地を使います。まずは玉ねぎをバターで炒め、ベーコンを加えてキャラウェイシードで香りをつけます。それをサワークリームと卵であえたものを、パン(イースト)生地の上にのせてオーブンで焼きます。両者とも、秋にはカフェのメニューにも加わっていたりすることもあります。

よく似たものにFlammkuchenというのがありますが、こちらは玉ねぎもベーコンも生のまま、生地は薄く薄く伸ばして焼き上げます。Zwiebelkuchenは、もともとシュバーベン地方でよく食べられていましたが、Flammkuchenはバーデンやファルツ地方で食べられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

国は違えど、食欲の秋は、全世界共通のようですね。

水上信子

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